左サイドのスペシャリスト相馬崇人が、シーズンオフ後にロシア・プレミアリーグに移籍する可能性が出てきたのです。
相馬は、既に代理人契約を結んでいた田辺伸明氏に加え、ロシアの3大代理人の一人と称されるヴィクトル・ハラプルディン氏と提携関係を結んだのだそうです。
移籍先と目されるCSKAモスクワは、不動の左DFユーリ・ジルコフがセリエAなどへ移籍することが確実視されています。
ユーリ・ジルコフといえば、ロシア代表の左サイドバックも務め、バロンドール候補にも名前が挙がったワールド・クラスの逸材です。
スパルタク・モスクワと覇を競う名門CSKAモスクワとしては、ジルコフに代わる左サイドの後任探しが急務でした。
アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦。
アルカディシアの息の根を止めた相馬のダイレクトボレーの映像は、アジアを越えて世界へと発信されたことでしょう。
ハラプルディンが相馬の映像を見て、まるでジルコフのプレーを見ているようだと絶賛したのも無理からぬところです。
留学経験のあるスペイン移籍が夢だった相馬は、もともと海外移籍への志向が強い選手でした。
ただ、ロシア・プレミアリーグからのオファーがくるとは、相馬自身も予想していなかった事態かもしれません。
潤沢なオイルマネーに支えられ、空前のバブル状態にあるロシア・リーグは、最近ではブラジル代表クラスの加入も目立ち、ゼニトがUEFA杯を制覇するなど、驚異的躍進を遂げました。
しかしながら、世界同時不況の嵐が吹き荒れる中、ロシアのバブル経済にも翳りが見えはじめているようです。
豊富な原油や天然ガスの高値に支えられたロシアでは、国内消費が超ハイペースで伸張し、モスクワ市内には、高層マンションやオフィスビルが次々と建設されていきました。
とはいえ、そうした消費バブルや建設バブルもピークを過ぎ、モスクワ市内のアパートの家賃は、もうすでに下降線をたどっているのだとか。
まあ、日本もかつてそうだったように、ロシアも少々「調子をコキすぎた」のかもしれませんね。
ロシアのバブル経済は、いつ破綻しても不思議ではない状態にあるようです。
こうした現状を見る限り、好況に沸くロシア・サッカー界のバブル景気も、早晩はじけることは目に見えています。
相馬の移籍話は、ロシア国内に立ち込める先行きの不透明感を踏まえた上で、相馬サイドによって慎重に検討されるべきでしょう。
無論、レッズ・サポーターの一人としては、相馬の放出には断固反対ですが(笑)
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