2008年シーズンの浦和レッズのホーム用ユニフォームです。背中に縦にあしらわれたラインは、サポーターが応援時に掲げるマフラーをイメージしたものです。
左胸のエンブレムには、2004年シーズン2ndステージ、2006年シーズンJリーグ制覇の星に加えて、2007年シーズンのACL制覇の大きな星が加えられました。

2008年10月31日金曜日

相馬崇人のCSKAモスクワ移籍は是か非か?

J1の優勝争いの真っ只中にいる浦和レッズに、またもや移籍話が浮上しました。

左サイドのスペシャリスト相馬崇人が、シーズンオフ後にロシア・プレミアリーグに移籍する可能性が出てきたのです。

相馬は、既に代理人契約を結んでいた田辺伸明氏に加え、ロシアの3大代理人の一人と称されるヴィクトル・ハラプルディン氏と提携関係を結んだのだそうです。

移籍先と目されるCSKAモスクワは、不動の左DFユーリ・ジルコフがセリエAなどへ移籍することが確実視されています。

ユーリ・ジルコフといえば、ロシア代表の左サイドバックも務め、バロンドール候補にも名前が挙がったワールド・クラスの逸材です。

スパルタク・モスクワと覇を競う名門CSKAモスクワとしては、ジルコフに代わる左サイドの後任探しが急務でした。

アジア・チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦。
アルカディシアの息の根を止めた相馬のダイレクトボレーの映像は、アジアを越えて世界へと発信されたことでしょう。

ハラプルディンが相馬の映像を見て、まるでジルコフのプレーを見ているようだと絶賛したのも無理からぬところです。

留学経験のあるスペイン移籍が夢だった相馬は、もともと海外移籍への志向が強い選手でした。

ただ、ロシア・プレミアリーグからのオファーがくるとは、相馬自身も予想していなかった事態かもしれません。

潤沢なオイルマネーに支えられ、空前のバブル状態にあるロシア・リーグは、最近ではブラジル代表クラスの加入も目立ち、ゼニトがUEFA杯を制覇するなど、驚異的躍進を遂げました。

しかしながら、世界同時不況の嵐が吹き荒れる中、ロシアのバブル経済にも翳りが見えはじめているようです。

豊富な原油や天然ガスの高値に支えられたロシアでは、国内消費が超ハイペースで伸張し、モスクワ市内には、高層マンションやオフィスビルが次々と建設されていきました。

とはいえ、そうした消費バブルや建設バブルもピークを過ぎ、モスクワ市内のアパートの家賃は、もうすでに下降線をたどっているのだとか。

まあ、日本もかつてそうだったように、ロシアも少々「調子をコキすぎた」のかもしれませんね。

ロシアのバブル経済は、いつ破綻しても不思議ではない状態にあるようです。

こうした現状を見る限り、好況に沸くロシア・サッカー界のバブル景気も、早晩はじけることは目に見えています。

相馬の移籍話は、ロシア国内に立ち込める先行きの不透明感を踏まえた上で、相馬サイドによって慎重に検討されるべきでしょう。

無論、レッズ・サポーターの一人としては、相馬の放出には断固反対ですが(笑)



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2008年10月23日木曜日

ACL終戦からスタートする浦和レッズ再生への道

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦は、高原直泰の先取点も実ることなく守備網が崩壊し、1-3の完敗に終わりました。

1点を先制されても慌てることなく、後半にその得点力を爆発させたG大阪。

浦和の守備陣を切り裂いた遠藤の3点目のシーンを見ていて、現状でのチーム力の差を痛感せざるを得ませんでした。

遠藤がウイルス感染症で離脱した夏場は、公式戦10試合白星なしという泥沼にあえいでいたG大阪が、短期の間にここまで蘇生してくるとは・・・。

悔しいけれど、90分で3種類ものシステムを使い分けて浦和を翻弄しつづけた昨夜の西野監督の采配は、あっぱれだったと認めるしかありません。

対する我らがゲルト・エンゲルスはと言えば・・・

MF相馬ら3人の主力が出場できなかったとはいえ、相馬の位置にDF堤を起用する奇策も実らず、1-1の局面でも、勝ちにいくための有効策を講じることはできずじまいに終わりました。

浦和のリーグ戦での現在の順位は、首位と勝ち点差6の5位。

来期のACL出場権を確保するためには、最低でも3位以内を死守する必要があります。

選手個々のタレント性に頼るだけで、確固たるチーム戦術を確立できぬままの現状では、もはや先行きの不透明感を払拭することは困難と言えるかもしれません。

昨夜、藤口社長と中村強化本部長との緊急会議は深夜にまで及んだそうですが、浦和の今の惨状を招いたのは、何もゲルト一人の責任ではないでしょう。

監督解任の際には、監督人事の責任者である中村強化本部長も潔く辞職する覚悟であるとのことですが、選手補強の失敗などを考慮に入れれば、フロントの責任者が出処進退を明確にするのは当然のことです。

昨夜の試合は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の王族が貴賓席で観戦していました。

浦和レッズの西アジア戦略の拠点であるUAEの王族が、自費で来日して観戦するほどですから、昨季のACL優勝とトヨタクラブW杯3位という実績が、アジアでは想像以上の波及効果をもたらしていることがわかります。

また、イギリスのテレビ制作会社IMGロンドンが浦和レッズの栄光の軌跡をドキュメンタリー化し、世界約130カ国に発信することも決まっています。

ACL連覇を逃したことは、たしかに残念な結果でした。

しかし、浦和レッズの歴史は未来永劫続いていきます。

今の浦和の試練は、常勝を義務づけられたビッグクラブにとって、まさに宿命ともいえるものかもしれませんし、浦和レッズがアジアから世界へとさらなる飛躍を遂げるためには、必ず乗り越えなければならない壁なのかもしれません。

昨夜の悔しさは決して忘れることなく胸に刻み込み、浦和再生の過程を、厳しく、そして温かく見守っていきたいと思います。


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2008年10月19日日曜日

浦和キラー神戸に敗戦・・・ACL準決勝G大阪戦はいかに?

できれば見たくない光景でした。

神戸戦終了後スタジアムに渦巻くヤジと怒号。
涙を浮かべながらゴール裏のスタンドに詰め寄る闘莉王の姿。

それにしても、昨夜の試合には、浦和レッズの深刻な状況が如実に表れていました。

今季一度も勝てていない神戸が相手だったとはいえ、後半37分の失点場面で鈴木啓太が相手選手に簡単に振り切られていたように、速攻に対する対応がまったくできていませんでしたね。

後半11分から投入されたFW田中達也にしても、攻守のバランスを欠いたチーム状況では、彼の特徴を十分に発揮することはできませんでした。

終盤焦りが見えた浦和はパワープレーに移行し、例によって闘莉王に合わせる展開になったため、達也のドリブルを生かす局面は到来せぬまま終わってしまいました。

試合後、エンゲルス監督は、ロッカー室でのミーティングで選手たちを叱り飛ばし、控え選手の態度をも責め立てたそうです。

FW永井雄一郎との確執も、かなり深刻化しているようですね。

そういえば、神戸のFW大久保が「浦和は個人でやっていて、組織でやっていない。4点は取れた」などと、憎たらしい軽口をたたいていました。
うーん、悔しいけれど、確固たるチーム戦術が徹底されていない浦和の現状を表した言葉だと認めざるを得ません。

エンゲルス監督の指導力への疑問符から、彼の更迭論も浮上しているところではありますが、ACL準決勝G大阪戦(22日)は目前に迫っています。

チーム状況は厳しくとも、浦和レッズがアジア連覇という輝かしい栄光をつかむチャンスは、まだ確実に残されています。

浦和の選手やサポーターは、これまで共に数々の危機的状況を乗り越えてきたではありませんか。

22日は、あらん限りの力を振り絞って選手たちを鼓舞し、G大阪を打ち砕くことによって、今度こそ闘莉王に歓喜の涙を流させましょう!



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2008年10月16日木曜日

最下位ウズベキスタンの「変貌」に順応できずに終わった岡田ジャパン

ホームで最下位ウズベキスタンの息の根を止めるはずだった岡田ジャパン。

蓋を開けてみれば、フラストレーションがたまり続けた90分間でしたね。

久々に5万5千人を超える観客を集めた代表戦でしたが、岡田監督の采配には疑問符がつくことばかりでした。

そもそも、ジーコ元日本代表監督がウズベキスタン代表のテクニカルアドバイザーに就任したことで、日本の戦力分析が詳細をきわめるだろうことは、たやすく予想できたはずです。

2連敗して後がなくなっていたウズベキスタンにとって、ジーコが伝授した日本対策は、わずかに残された一筋の光明だったでしょう。

過去の予選試合では見せなかった前線からの強烈なプレスは、日本の選手たちを戸惑わせるに十分なものでした。

「ジーコとやるわけではない。ジーコがいるからと言って我々のやり方が変わることはない」と強気に語っていた岡田監督ですが、厳しいプレスをかけてきた場合はどうするかというシミュレーションすらせずに事前準備をしてきたのだとしたら、指揮官の能力という点において、あまりにお粗末すぎると言えるのではないでしょうか。

日本の速いパス・サッカーに有利なように、試合前に芝を短く刈り込ませたことも、フレキシビリティーに乏しい日本の選手たちには、完全に裏目に出てしまいました。
足を滑らせて転倒したり、ボールが走りすぎてパス・ミスを重ねたりしたのは、日本の選手たちの方だったのですから。

一方、あえて昨夜の試合での収穫を探すとすれば、元浦和戦士・長谷部誠が、ドイツでの成長の痕跡を明確に示してくれた点でしょう。

浦和レッズ時代から体重が3キロ増えた頑強な体で、右サイドをドリブルで駆け上がるプレーは、日本代表の中核へと進化した長谷部の存在感を強く印象付けるものでした。

先発時は遠藤と、後半途中からは稲本とダブルボランチを組み、攻守のバランスを調整しつつ安定的にプレーし続けた長谷部誠。

代表のボランチ争いは、今後ますます熾烈なものとなっていくでしょうね。

さて、次戦は11月19日のアウェー・カタール戦です。

頭一つ抜けた力を持つオーストラリアの後を追う眼下の敵カタールに、万一敗れるような事態になれば、岡田監督の更迭論が急浮上することは確実でしょう。

カタール戦は、岡田監督の指揮官としての資質が根本から問われる一戦になりそうです。



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2008年10月9日木曜日

浦和のアジア連覇を引き寄せた細貝萌の渾身の低空弾

宿敵G大阪を相手に、敵地で価値あるドロー。
ひとまず、ほっと胸をなでおろしましたね。

闘莉王をはじめとする主力に、故障者を多く抱える浦和。

直前のJ1千葉戦では痛恨の敗北を喫していただけに、昨夜のACL準決勝第1戦では、かなりの苦戦が予想されていました。

均衡を破ったのは、前半22分、MF細貝萌が渾身の力で放った右足による低空弾でした。

今季ここまで公式戦無得点の細貝が、喉から手が出るほどゴールが欲しい局面で、値千金の一撃を決めてくれたのです。

細貝は、北京五輪代表の経験を経て、日本代表MF鈴木啓太の定位置を脅かす存在にまで成長してきました。

デビュー以来、G大阪との相性が抜群だったことも、昨夜のプレーの積極性に好影響を与えていたようです。

ACLのアウェーゴール2倍ルールを考慮すれば、細貝のゴールは、第2戦のG大阪に、ずっしりと重くのしかかることでしょう。

22日の第2戦では、都築、相馬、細貝の主力3人が出場停止で出られません。

しかし、「何のために、このチームにはこれだけ(多く)いい選手がいるのか」と、不安視する周囲の声を一蹴したFW高原直泰の頼もしい言葉を信じるしかありません。

ホームでG大阪を完膚なきまでに粉砕したあかつきには、おそらくアデレード(オーストラリア)が勝ち上がってくるであろう決勝戦が待っています。

昨年のクラブワールドカップでの感動を、何としても今一度味わいたい。

今はただ、この気持ちを忘れることなく、選手・サポーターが一丸となって戦い抜くだけです。



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2008年10月2日木曜日

エジミウソン、高原の2発も実らぬ聖地・駒場でのドロー劇

J1第26節、聖地・駒場での京都戦。

先制を許す嫌な展開ながら、前半中にエジミウソン、高原の2得点で逆転し、一時は勝利への確信が揺るぎないものとなったのですが・・・。
ピッチ状態の悪さも手伝い、後半は、高原の動きも精彩を欠くものとなり、33分に途中交代する始末。

最後の10分になると、エンゲルス監督は、右膝の状態が極度に悪化しているDF闘莉王をFWとして投入し、勝負をかけます。

しかしながら、悲壮なまでの闘莉王の奮闘もむなしく、後半41分の振り向きざまのシュートは無情にもバーを叩き、44分のシュートは惜しくもゴール右隅に外れてしまいました。

2-1にした時点からも勝ちパターンの試合展開を維持できない浦和レッズの現状。

浦和関係者が、聖地・駒場のピッチ状態の悪さにドロー劇の一因を求めても、条件は京都も同じなのですから、それは恥ずかしい言い訳にしか聞こえません。

浦和レッズのデフェンス力が、闘莉王の状態の良し悪しで大きく左右されている現状をみるにつけ、アダイウトンの獲得失敗などで、計算できるDFを獲得できずに終わったフロントの無策ぶりは、ここへきて深刻な悪影響をもたらしていると言えるでしょう。

浦和の幹部たちには、今年の苦闘の過程をつぶさに分析し、浦和が真のビッグクラブへ成長するためには今後何が必要なのかについて、とことん熟考を重ねてもらいたいと思います。



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