11日、高原直泰は、埼玉スタジアム内で浦和レッズへの入団を正式に表明しました。
ブンデスリーガ・フランクフルトからの年俸2億円(推定)の提示を蹴ってまで浦和レッズへの移籍に固執した高原。
記者会見は、高原の熱き思いが十分に吐露されたものとなりました(下記動画参照)。
さて、梅崎司、エジミウソン、高原直泰と続いた大型補強。
そして、確実視されるボルフスブルク(ヴォルフスブルク)への長谷部誠の移籍。
こうした浦和レッズのオフシーズンのチーム状況は、ライバルチームの選手たちの目に、どう映っているのでしょうか?
10日、鹿島アントラーズの日本代表候補DF岩政大樹はインタビューに答え、次のような興味深い発言をしています。
「確実に強くなる? やってみないと分からない。でも長谷部が抜けると、中盤の攻撃の厚みが減るし、ドリブルで入ってくるようなプレーが少なくなる」
やはり、長谷部誠の中盤の底からのドリブルは、かなり警戒されていたのですね。
岩政は、高原直泰と梅崎司の浦和レッズ加入に関連して、こうも付け加えました。
「梅崎が出るということは(同じトップ下の)ポンテが出られないということ。ポンテは本当に守りにくい。高原さんは日本人でトップのストライカー。楽しみという面はある」
負傷者次第では、梅崎のFW起用という可能性はあるにせよ、メンバーを固定する傾向にあるオジェック監督の采配のもとでは、梅崎がベンチを温めるだけで終わる可能性すらあります。
むろん、今年も過密日程を縫って戦い続けることになる浦和レッズにとって、梅崎司が貴重な戦力になることは間違いありませんが・・・。
ライバル・チームの中心DF岩政大樹の見解を知るにつけ、長谷部誠の穴を埋める選手の不在の影響が、シーズン中の各局面で大きく顕在化してくるのでは、という危惧をいだきます。
そこで不思議に思ったのは、浦和レッズが、なぜ柏木陽介(サンフレッチェ広島)の獲得に踏み切らなかったかという点です。
ボランチも十分にこなせるポリバレントな資質をもった柏木陽介。
長谷部誠の穴を十分に補える可能性を感じさせる選手ですね。
柏木は、J2陥落の責任を感じて広島残留を決め、なかなかの男気を見せました。
ただ、もし柏木にオファーを出したのが柏や神戸ではなく、浦和レッズだとしたら・・・。
日本代表を目指す柏木の決断も変化していたかもしれません。
今野泰幸の獲得資金を高原直泰の獲得に費やしたことで、柏木の獲得までは手が回らないという事情もあるでしょうが、浦和レッズがアジア・チャンピオンズリーグ連覇を目指すつもりなら、柏木陽介の獲得はもっと真剣に検討対象にされてもよかったのではないかと思います。
ともあれ、高原直泰の加入で、浦和レッズの大型補強は終結をみたようです。
今シーズンも浦和レッズを率いるオジェック監督には、先発メンバーを固定し選手たちを疲弊させる昨年の愚を繰り返すことなく、これらの有能な選手たちを柔軟に起用していくことを切望したいですね。
オジェックが頑迷に去年のやり方に拘泥するなら、反旗を翻すのは、小野伸二だけではなくなるでしょうから。
(高原直泰の浦和レッズ入団会見)
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