契約を切られ、次々とホームレス化していく非正規労働者たちは、とてもクリスマスどころではないでしょう。
こうした非常事態ともいえる社会状況は、アジア随一のサポーターによる入場料収入とスポンサー収入からなる独立採算体制を貫き、J1屈指の優良経営ぶりを誇っていた浦和レッズをすら、見逃してはくれませんでした。
2003年以降、継続して浦和のオフィシャルパートナーを務めていた三菱ふそうトラック・バス株式会社が、ユニフォーム・スポンサーから撤退することが本決まりとなったのです。
慣れ親しんだ「FUSO」のロゴは、来季のユニフォームから消えることになります。
大口契約7社の一角を占めていた三菱ふそうのスポンサー料は、推定2億円とされていましたから、ACLへの出場を逃したことによる入場料減収に続く痛手であることは間違いなく、浦和にとってみれば、泣き面にハチといった事態なのかもしれません。
浦和幹部は、「痛手は最低限」と強がってみせてはいますが、三菱ふそうに追随して撤退するスポンサーが出てくるのではないかと、内心は戦々恐々といったところではないでしょうか。
折りしも、主力選手たちは、次々と契約更改交渉に臨んでいます。
しかしながら、クラブ側の提示額の低さに対し、選手たちは口々に不満を述べ、それぞれが越年も覚悟といった状況のようです。
FW永井雄一郎にいたっては、代理人を通じ、移籍の道も視野に入れる覚悟であるとの意思表示をしています。
MF阿部勇樹、相馬崇人、FW田中達也らの海外希望者たちの去就も気になる微妙な時期だけに、大口スポンサー撤退のニュースが、選手たちの心理状態に何らかの影響を与えなければいいのですが・・・
今年も残すところ1週間。
浦和レッズとともに歩んだ悲喜こもごもの1年も、いよいよ終わりを迎えようとしています。
無冠に終わった浦和レッズにとって、来るべき年は、正真正銘の再起をかけた1年になることでしょう。
今日のような憂鬱な話題ばかりの今年の冬は、ほとほとウンザリです。
春の陽光の下で、新生・浦和レッズの全貌が明らかになる日が、今から待ち遠しいですね。
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