2003年以降7連勝とカモにしていた東京ヴェルディ相手に先制を許し、いよいよ敗色濃厚と思われたロスタイムでのMF阿部勇樹のヘッド弾。
満身創痍の阿部が、「負けない浦和」の面目をかろうじて守ってくれた格好です。
それにしても、0-0で迎えた後半の頭からのFWの総入れ替えには驚きました。
「重い展開だったから、フレッシュな選手を入れて刺激を与えたかった」というエンゲルス監督の気持ちもわからないではありませんが、前節からの高原や田中達也の好調ぶりを前半だけで見限ってしまうのでは、高原や田中にしてみれば、「立つ瀬がない」いう思いに駆られてしまうのではないでしょうか。
先制点は、2トップを交代させた直後、まだ浦和の選手たちに戸惑いが残っている間隙をついて決められたものでした。
9月からはACLの試合が始まり、より一層スケジュールがタイトになることを考慮し、今のうちに勝ち点を積み上げて、何としても2位以下に大きく水をあけておきたい。
昨夜の勇み足的選手交代には、エンゲルス監督のそうした思いが反映されているような気がします。
鹿島が踏みとどまり、伏兵・名古屋もFW玉田の2発で波に乗ってきました。
しかし、まがりなりにも、8月を2勝2分けと負けなしで乗り切ったのですから、浦和が悲観的になることは決してありません。
試合後、観戦していた三浦カズが、浦和の現状を「2年前の強さはない」と評したそうですが、こうした外部の声を一蹴するような強さをぜひ見せてやりましょう。
エンゲルス監督が、選手たちを信頼し肝を据えた采配に徹すれば、浦和の強固な結束力が復活することは間違いないのですから。
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