サントスとの間では既に移籍の合意に達していたものの、7月29日の来日後、アダイウトンに対して2度にわたる精密検査を行った結果、彼の右膝の状態は予想以上に悪いことが判明したのだそうです。
そもそも、浦和がアダイウトンの獲得に乗り出した背景には、ACL決勝トーナメントのアルカディシア戦(9月17日)に備えてDF陣を強化しなければならないというお家事情がありました。
2003年U-20W杯でブラジル代表主将を努めた大型DFアダイウトンは、190センチの長身を生かし、浦和のDF陣の中核となり得る逸材でした。
しかし、アダイウトンは、今年2月に右ひざ靱帯を断裂して手術を受けていたのです。
さらに、この全治4カ月の重傷が癒えたのも束の間、7月には同じ箇所を再度傷めていたことも明らかになりました。
浦和は当初、サントス側の医師が書いた「すぐにでも試合ができる」との診断書を真に受けており、アダイウトンの来日後、浦和のチームドクターが、全く逆の診断結果を出したといわけです。
浦和幹部は、「判断はメディカルチェックが健全に機能したもの」と語っていますが、6日には移籍市場が閉まることから、アダイウトンに代わる新戦力の獲得には、事実上失敗したことになります。
時間的猶予がない状況下での新戦力獲得だったのですから、もっと早い段階から、アダイウトンを獲得できなかった場合の「保険」として、他の選手のリストアップを行っておくべきでした。
エンゲルス監督は、現有戦力でもACL連覇とリーグV奪還を目指すことは可能だと言っているようですが、アダイウトン獲得失敗によって、闘莉王はDFに専念する必要に迫られ、チームとしてのフレキシブルな選手起用が難しくなった格好です。
アダイウトンの獲得失敗が、今後のチーム状況に悪影響を与えなければいいのですが・・・
浦和は、今回の選手獲得劇における失態を大きな教訓として、ビッグクラブにふさわしい選手補強策を模索する必要がありますね。
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