しかし、利き足である右脚太腿の状態は深刻なようです。
オマーン戦終盤で相手ボールをクリアーした際、筋繊維に亀裂が入ったような音を耳にしたとのこと。
3日、横浜市内で精密検査を受けた結果、右太腿裏筋挫傷であることが判明しました。
最近は左脚太腿のケガが多かったのですが、ここへきて、2006年9月に痛めた古傷が再発した格好です。
浦和勢としては、両足首を痛めて離脱したDF阿部勇樹に続く中心選手の負傷ですから、今後の過密スケジュールを考えれば、闘莉王にはあまり無理をして欲しくないところです。
しかしながら、闘莉王は、あくまでオマーンに出場する構えのようです。
「オマーンまで行って試合に出なければ、わざわざ来た意味が何もない。今、代表は泥沼から抜け出して明るい光が見え始めたところ。W杯に出るために絶対にここで勝たなければいけない」
闘莉王の悲壮感に満ちたこの言葉の裏には、3月のバーレーン戦でチームを助けられなかったときの悔しさがあるのでしょう。
岡田監督は、「闘莉王は太ももに違和感がある。ハムストリング(太もも裏)だから長引くのは怖い。次できるかは微妙だ」と語り、闘莉王の出場に関しては、試合直前まで、判断を保留するつもりのようです。
岡田監督が闘莉王の代役として考えているのは、やはり川崎の大型DF寺田でしょう。
ACLでイランのセパハンとのアウェー戦を経験している寺田は、酷暑の中でのオマーンとの戦いに即応できるだけの能力を備えています。
7日のオマーン戦は、W杯3次予選突破の試金石となる重要な試合ですが、闘莉王が無理をして、もし長期離脱するようなことがあれば、浦和レッズも日本代表も、予想以上に大きな代償を支払うことになるでしょう。
ケガの多い闘莉王を批判する向きもありますが、闘莉王が負傷しがちなのは、代表戦、リーグ戦を問わず、常に100%の力を出しきってプレーしていることの証左ではないでしょうか。
闘莉王の侠気は、同じ日本人として心から誇りに思いますが、その一方で、浦和戦士・闘莉王には、選手生命を縮めるような無理をして欲しくないという思いも禁じ得ません。
今はただ、7日のオマーン戦後、闘莉王が太腿の状態を悪化させることなく、無事帰国することを祈るのみです。
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