2008年シーズンの浦和レッズのホーム用ユニフォームです。背中に縦にあしらわれたラインは、サポーターが応援時に掲げるマフラーをイメージしたものです。
左胸のエンブレムには、2004年シーズン2ndステージ、2006年シーズンJリーグ制覇の星に加えて、2007年シーズンのACL制覇の大きな星が加えられました。

2009年11月20日金曜日

闘莉王が構想外・・・フィンケと心中する浦和の今後

浦和がついにDF闘莉王の放出を決断したようです。

浦和レッズのDF陣の柱として、2007年のACL制覇などに多大な貢献をしてきた闘莉王。

事あるごとにフィンケの方針に異を唱えてきた闘莉王は、フィンケにとってかなり煙たい存在だったのでしょう。
世代交代を唱えるフィンケの続投が決まった以上、闘莉王の支持基盤はかなり脆弱なものになりつつあったのかもしれませんね。

しかし、彼の穴を埋めるための戦力補強は、そうたやすいことではありません。

浦和は22日にも、信藤健仁TDが直接戦力外通告をおこなう模様です。

2シーズン続けて無冠に終わりそうな雲行きの中、信藤TDは自らの責任を悟り、今季限りでの辞任の意向を固めていました。

浦和は、後任TDに、OBである柱谷幸一氏を充てる考えのようですね。

辞任を決めたはずの信藤TDが、惨憺たる成績に終わったフィンケ体制存続の実務に関わる流れには、いささか疑問を感じざるを得ません。

そもそも、藤口前社長が辞任前にフィンケ体制を既定路線として後に引き継いだことが、信藤TDの仕事をやりにくいものにしていたと考えるからです。

果たして、柱谷幸一氏は、フィンケ体制の存続が浦和再生への良策だと考えているのでしょうか?

今後も選手との契約交渉に関しては、橋本社長と信藤TDが陣頭指揮を執るとのことですが、不本意なシーズンにしてしまった責任の所在をうやむやにしたままでは、選手との交渉が暗礁に乗り上げる事態も数多く発生しそうです。

聞くところによれば、犬飼日本サッカー協会会長が、古巣・浦和のフロント陣の甘さ加減に怒り心頭なのだとか。

たしかに、天下の浦和レッズの社長が、"サッカーに関しては素人ですから"などという愚言を弄することは、冗談でも避けるべきでしょう。
選手たちは、プロとして一試合一試合を命がけで闘っているのですから。

プロ意識が欠如した橋本社長と、負けが混んできたら「ただいま若手の育成中」というお題目を唱えればいいと思っているフィンケ監督。

両者とも、浦和とつながっているのは首の皮一枚だけだと考えるべきなのですが、当人たちにその自覚があるのかどうか、はなはだ疑問ですね。

それにしても、赤きユニフォームを身にまとった闘莉王の闘志あふれるプレーがもう見られなくなるのかと思うと、断腸の思いを禁じ得ません。

事ここに至っては、残り試合での彼の一挙手一投足を、しっかりと記憶に刻みつけておかねばと思うのみです。



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2009年10月17日土曜日

浦和のACL出場を厳命する橋本社長の檄は実るか

天皇杯で北信越リーグのアマチュアチーム松本山雅に苦杯をなめたショックも冷めやらぬ中、浦和の橋本光夫社長は、練習前のミーティングで選手たちを前に、「残り6試合で勝ち点18を取り、ACLを目指そう」と檄をとばしました。

現時点で浦和と3位ガンバ大阪との勝ち点差は6ですから、橋本社長の檄が功を奏し連勝街道を進む以外に、ACL出場権を手にする術はないかもしれません。

フィンケ監督はといえば、「育てることと、上位を目指すことは同時には難しい」と、相変わらずのリアリスト的発言。

しかし、藤口前社長体制下において、ブンデスリーガの弱小チームを率いた経験しかないフィンケ監督をブッフバルトの進言を拒絶してまで招聘した時点で、「常勝」と「育成」を同時進行で進めなければならない浦和レッズのビッグクラブとしての宿命と、長期的な育成計画に重きを置きたいフィンケ監督の方針との間に、大きな齟齬が露呈してくるであろうことは、容易に想像可能な事柄でした。

来季以降の続投が既定路線とされていたフィンケ監督との契約も、新潟戦と大宮戦の2試合の結果如何では、一転解除という方向に進みそうです。

浦和がバイエルン・ミュンヘンとの良好な関係を危険にさらしてまで起用したフィンケ監督。
試金石となる2試合で、彼はどのような采配を見せてくれるでしょうか。


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2009年10月4日日曜日

浦和がACL出場圏に肉薄する逆転勝利

浦和レッズが参戦していないACLなんて、主役級の役者が出ていない駄作映画を観るようなもの。

来年のACLへの出場権を得るためには絶対に負けられない対千葉戦は、序盤に先行されるという暗雲ただよう展開になりました。

試合の流れを引き寄せたのは、MF阿部勇樹による久々の直接FK弾でした。

日本有数のFKの名手である阿部ですが、意外なことに、浦和移籍後は今回が初だったのですね。

わずか一歩の助走から放った一撃は、千葉の壁を越え、見事にゴールマウスに吸い込まれていきました。

阿部の直接FKは、試合の行方を左右する重要な局面で、今後も大きな威力を発揮してくれることでしょう。
ここぞというときは、ポンテらを制して積極的に狙って欲しいですね。
昨日の勝利で、ACL出場圏内まであと勝ち点3となった浦和。

次節からが、いよいよ正念場です。


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2009年9月18日金曜日

浦和レッズと対照的な東京V凋落への足跡

かつて草創期のJリーグを牽引した東京ヴェルディが、今季限りでJリーグからの退会を迫られる可能性が出てきました。

広告収入の低減が深刻化しつつある日本テレビに赤字補填を継続する余裕がなくなり、その保有株(98.8%)が、持ち株会社である「東京ヴェルディホールディングス」(ユースOBが設立・運営)に対し、すべて譲渡されることになったのです。

東京Vは、J1にいた2008年度当時、約41億円の営業費用のうち、人件費がリーグ1位の約26億円を占めていました。もちろん、親会社の日テレによる約30億円の赤字補填があったればこその放漫経営だったわけです。

J1残留も危うかった東京Vが、草創期のJリーグ・バブル時代を想起させるような経営手法から脱却できなかった原因には、日本リーグ時代から培われた読売グループへの依存体質が強く作用していたはずです。

東京Vの長期低迷からJリーグ退会の危機に至る道筋を振り返るとき、その歩みは、浦和レッズがアジア有数のビッグクラブに成長した過程と、あまりに対照的であることに気づかされます。

優良経営を誇る浦和が親会社である三菱自動車からの経営的自立を遂げたのに対し、東京Vは、「読売クラブ」時代から今日に至るまで、読売・日テレグループに対する依存体質から脱却することはついにありませんでした。

東京志向の強かったヴェルディが、あっさり「川崎」を捨て去った点も、サポーターとの一体性を重視する浦和の姿勢とは極めて対照的なものでした。

ラモスや柱谷哲二らOBの「ヴェルディ愛」がいかに熱烈なものであろうとも、ヴェルディの生殺与奪の権を握っていたのは、常に読売グループ上層部だったわけです。

そう言えば、絶頂期にいた「ヴェルディ川崎」時代、テレビ放映権などを個々のチームが管理できないJリーグのシステムに苛立った渡邉恒雄が、「ヴェルディを中心に新リーグを結成するぞ」と当時の川渕チェアマンを恫喝したことがありましたね。

サッカーを愛していない権力亡者のかくも低レベルな妄言がまかり通るとは、何と牧歌的な時代だったのでしょう(苦笑)

ナベツネは、「読売巨人軍」になぞらえて、「ヴェルディ川崎」をJリーグの盟主的存在に仕立て上げたかったのでしょう。

当時、こうしたナベツネの時代錯誤な「老害」的発想を「どうぞご自由に」と一蹴した川渕チェアマンの毅然とした態度に、私は強い感銘を受けたものです。

そうした歴史的経緯をふまえれば、東京Vが日本テレビの傘の外に出ることは、ある意味で東京V再生の好機とも言えるのではないでしょうか。

「読売」の影を払拭した上で、「ヴェルディ」のサッカースタイルをこよなく愛するOBらが中心となって東京Vを真の再生へと導くこと。
東京V復活の道筋は、それ以外にはないのかもしれません。

個人的には、東京Vがかつての強さを取り戻し、浦和レッズの好敵手としてJ1を盛り上げてくれる日が来ることを、心から願ってやみません。


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2009年9月6日日曜日

対オランダ戦の分析に必要なリアリズムの視点

敵地で行われた国際親善試合対オランダ戦は、ある程度予想されていたこととはいえ、0-3の完敗という結果に終わりました。

コンパクトな中盤に両軍選手が密集する前半は、日本のパスが面白いように通り、0-0で折り返した後半にかなりの期待を抱かせましたが、日本選手たちのハードワークぶりを見るにつけ、この運動量を後半も維持し続けるのは至難の業だろうと思ったものでした。

特に、ロッベンらと対峙しつづけた両サイドの内田や長友の疲労度は、後半30分以降は限界を超えていたかもしれません。

それにしても、後半24分から3失点する様は、当然のことながら、ドイツW杯におけるオーストラリア戦の悪夢を想起させました。

試合後、オランダ代表DFマタイセンは、日本代表を評して次のように語っています。

「前半の中盤の構成力は素晴らしかったが、決定機を生かし切れないFW陣には怖さがない。前半45分間のハードワークを90分間継続することは不可能だろう」

あまりに的を射すぎているので、返す言葉もありません。

選手交代が有効に機能しない点も、現代表の大きな課題でしょう。

ファン・デル・ファールトを控えに回すレベルのオランダ代表と比較しても仕方がないことではありますが、後半に入ったMF本田圭佑には正直失望しました。
守備を怠り(歩いている場面の多かったこと!)、前半の攻守のバランスを崩してしまった本田の責任は、きわめて重いと言わざるを得ません。

今シーズンのエールディヴィジ序盤での活躍が、彼を慢心させている面もあるのでしょう。
今のプレースタイルを堅持していれば、"PSV経由プレミア行き"という朴智星の出世コースを辿れるとでも思い込んでいるのでしょうか。
もしそうだとしたら、勘違いもはなはだしいですね。

いずれにせよ、「後から入った選手はもっと走らないと。自分はこういう選手だから守備をしなくていいというのでは良くない」という中村俊輔の言葉を重く受けとめ、自らのサッカー観を変える手立てを早急に講じなければ、日本代表における本田圭佑の未来はないと言ってもいいでしょう。

W杯本大会まで、あとわずか9ヵ月。
急速にフィジカルのレベルを上げるとか、決定力のあるFWを育成するといった世迷言を並べてみても詮無いこと。

岡田監督が今の戦い方を変える気がない以上、せめてどの控え選手が出てきても、前後半を通じて同じレベルのパフォーマンスを発揮できるようなチーム作りだけは徹底してもらわなくてはなりません。

体力や技術面で劣るアジアの代表チームがW杯本大会で旋風を巻き起こすには、日韓共催大会時における韓国代表のヒディング監督の顰みに倣い、先発選手と交代選手の差をなくすことによって、90分間を通じてハードワークを継続する以外にないのですから。

南アW杯4強入りを公言する岡田監督。

ビッグマウスも結構ですが、ドイツW杯オーストラリア戦での苦杯の記憶をまったく克服していない日本代表の現状をリアルに分析すれば、まずは本大会での1勝が当面の目標と言えるのではないでしょうか。


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2009年8月27日木曜日

ビルト紙がフィンケの解任予測報道

6連敗という泥沼にあえぐ浦和。

フィンケ監督は、広島戦後の「倒れるべきだった」発言によって、さらなる批判の集中砲火を浴びています。

橋本光夫社長がフィンケ監督と直接会談をおこない、事態の収拾に躍起となっていますが、監督と選手たちとの間に信頼感が十分に醸成されていない現状では、フィンケの行く手がかなり険しいものであるのは事実でしょう。

折りしも、ドイツの有力紙であるビルト紙が、フィンケは連敗の責任を問われて解任されるだろうとの予測を示しました。

こうした予測を一笑に付すためには、連敗にピリオドを打ち、勝ち点を重ねていく以外にありません。

次戦の相手である神戸のFW大久保が、浦和のDF陣を鼻で笑うような発言をしていましたが、29日は、出場停止で闘莉王が出られないものの、その他のDF陣がきっと奮起してくれるでしょう。

大久保をキレさせて退場に追い込むぐらいの闘志あふれるディフェンスを見せて欲しいものです。


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2009年8月16日日曜日

浦和の窮地にもフィンケの自己批判はついぞ聞かれず

浦和が連敗脱出へ必勝を期して臨んだ昨夜の一戦。

逆転優勝への一縷の希望を見出したかったサポーターの願いもむなしく、連敗への終止符は真夏の夜の夢に終わりました。

それにしても負け方がよくないですね。
残り数分で、敵地での勝ち点1という最低限の目標をクリアできたにもかかわらず、クリアミスによる失点とは・・・。後に引きずるなと言うほうが難しいような後味の悪い試合でした。

公式戦5試合連続完封負けという醜態にもかかわらず、試合後、フィンケ監督の口から戦術面に関する「自己批判」の弁が発せられることはありませんでした。

エンゲルス体制時を想起させるDF闘莉王のFW投入も奏功せず、このフィンケ監督らしからぬ奇策は、期せずして彼の戦術面のブレを際立たせる結果となりました。

主力に故障者が多く、試合前日ですらメンバーも布陣も定まらなかったという同情すべき点はあるにせよ、監督自身が敗因分析できないと吐露している現状は、選手たちの士気に悪影響を及ぼしかねません。

次節の柏戦は、累積警告でDF坪井とMF鈴木啓太が出場できず、期待の星・山田直輝も左足首の負傷で起用が危ぶまれています。

フィンケ監督は、この窮地を脱するべく再度戦術を練り直し、選手たちの戦い方の意思統一を図ることに腐心すべきではないでしょうか。

指揮官の心の揺らぎが常に透けて見えるようでは、選手たちの不安感は増すばかりなのですから。


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