浦和レッズのDF陣の柱として、2007年のACL制覇などに多大な貢献をしてきた闘莉王。
事あるごとにフィンケの方針に異を唱えてきた闘莉王は、フィンケにとってかなり煙たい存在だったのでしょう。
世代交代を唱えるフィンケの続投が決まった以上、闘莉王の支持基盤はかなり脆弱なものになりつつあったのかもしれませんね。
しかし、彼の穴を埋めるための戦力補強は、そうたやすいことではありません。
浦和は22日にも、信藤健仁TDが直接戦力外通告をおこなう模様です。
2シーズン続けて無冠に終わりそうな雲行きの中、信藤TDは自らの責任を悟り、今季限りでの辞任の意向を固めていました。
浦和は、後任TDに、OBである柱谷幸一氏を充てる考えのようですね。
辞任を決めたはずの信藤TDが、惨憺たる成績に終わったフィンケ体制存続の実務に関わる流れには、いささか疑問を感じざるを得ません。
そもそも、藤口前社長が辞任前にフィンケ体制を既定路線として後に引き継いだことが、信藤TDの仕事をやりにくいものにしていたと考えるからです。
果たして、柱谷幸一氏は、フィンケ体制の存続が浦和再生への良策だと考えているのでしょうか?
今後も選手との契約交渉に関しては、橋本社長と信藤TDが陣頭指揮を執るとのことですが、不本意なシーズンにしてしまった責任の所在をうやむやにしたままでは、選手との交渉が暗礁に乗り上げる事態も数多く発生しそうです。
聞くところによれば、犬飼日本サッカー協会会長が、古巣・浦和のフロント陣の甘さ加減に怒り心頭なのだとか。
たしかに、天下の浦和レッズの社長が、"サッカーに関しては素人ですから"などという愚言を弄することは、冗談でも避けるべきでしょう。
選手たちは、プロとして一試合一試合を命がけで闘っているのですから。
プロ意識が欠如した橋本社長と、負けが混んできたら「ただいま若手の育成中」というお題目を唱えればいいと思っているフィンケ監督。
両者とも、浦和とつながっているのは首の皮一枚だけだと考えるべきなのですが、当人たちにその自覚があるのかどうか、はなはだ疑問ですね。
それにしても、赤きユニフォームを身にまとった闘莉王の闘志あふれるプレーがもう見られなくなるのかと思うと、断腸の思いを禁じ得ません。
事ここに至っては、残り試合での彼の一挙手一投足を、しっかりと記憶に刻みつけておかねばと思うのみです。
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